インスタンスの概念

3/26/2015 Unknown 0 Comments

今回は、TVPaintで使われている用語で、「インスタンス」や「セル」というものを、少し詳しく説明していきたいと思います。
実は私も用語については、ちゃんとマニュアルを読んでいなかったので、なんとなくしか知らなかったのですが。メニュー等にも使われている用語は、知っておいた方が便利ですので、改めてご紹介します。
今までチュートリアルの中で、セルだとかフレームだとか、私の説明の定義が曖昧だったため、少々分かり難かったと思いますので、今後この用語で統一したいと思います(すみません)


インスタンスの概念と用語

TVPaint 10 マニュアルより引用

インスタンスは、タイムラインウィンドウの、アニメーションレイヤーにある一枚の絵(画像)のことです。尺を調整することが出来ます。各インスタンスには、タイムライン上でそれぞれスプロケットとテールという、二つの小さい四角がついていまして、これらをドラッグすることでインスタンスの尺を調整します。

インスタンスを構成するのは、セルです。上図の場合、4つのセル(4フレーム分のセル)でひとつのインスタンスを構成しています。セルの数は、インスタンスの右上に表示されます。先頭のセルはヘッド(ヘッドセル)と呼び、サムネイルがタイムライン上に表示されます。インスタンスはヘッドだけで構成されることもありますが、尺を伸ばした場合、ヘッドセルに続くセルは、エクスポージャーセルと呼びます。

インスタンス右下にあるテールでは、ドラッグすることにより、エクスポージャーセルの数を増減することが出来ます。(複数のインスタンスがレイヤーに存在する場合)後ろに続いているインスタンスの開始位置も一緒に動きます。

ヘッドの左上にあるスプロケットでは、ドラッグすることにより、エクスポージャーセルの数を増減することが出来ます。この場合、アニメーションレイヤー全体の尺には影響しません。スプロケットを動かしているインスタンスと、その直前のインスタンスの尺が増減します。

少しややこしいので、テールとスプロケットの違いは、実際に動かしてみてご確認下さい。

これらの単語を理解していると、Animator PanelやFaux-Fixeの使い方等が分かり易くなりますので、ぜひ覚えていただけると嬉しいです(^^)



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