私の制作環境
今回は、参考になるか分かりませんが、私のアニメーション制作環境や、TVPaintを選んだ理由などを紹介したいと思います。
まずは制作環境から…
・iMac 21.5インチ(2011) メモリ20GB
・TVP animation pro 10.5
・Cintiq 21UX(ちょっと前の型です)
ですね。そしてAdobe CCも大活躍しています。
アニメーションのサムネイルやデザインを練ったりする時等は紙に描きますが、その他の行程は基本すべてデジタルで行っています。
そして、次に私がTVPaintを選んだ理由についてお話しします。
2Dアニメーション制作のソフトウェアはいくつかありますね。
主に、カットアウトアニメーション(切り絵アニメ)だと、Flash、After Effects、(日本で流行ってないけど)Toon Boomあたりですね。作画をするとなると、TVPaint、Flash、Photoshop、Toon Boom、日本だとRETAS STUDIOでしょうか?
ちなみに、Toon Boomはカナダ製のソフトウェアで、主に北米のTV用カートゥーンアニメーションで多く使われています。DisneyのPrincess and the Frogも、仕上げ段階で使われてたそうな。
TVPaintを購入する前は、RETAS以外全て使用して仕事していました。その頃は手描きの仕事はほとんどなく、自主制作する時は紙と鉛筆を使っていました。
紙と鉛筆はとても描き易いのですが、とにかく時間がかかる!消しゴムで消すと紙が汚くなる!紙代がかかる!かさばる!撮影に時間がかかる!という感じで、なかなか気軽に作画ができませんでした。(特に海外にいたので、アニメーションテーブル買うのも、荷物が増えるのも一苦労)
学生の頃はなるべくフルアニメーションだったので、1カットでこの厚み… |
仕事をしているうちに、FlashやToon Boomに慣れて来たので、そのソフトで作画をしてみたのですが、どちらもベクターデータを保持するタイプ(Adobe Illustratorみたいな)なので、描いた線も筆圧もダイレクトに反映されない、という感じで、とても描き難かったのです。描いたベクターの線をいちいちハンドル使ったり、ポイント選択して修正する羽目に…(※Toon Boomは当時から結構アップデートされますので、現在はもっと使い易くなっていると思います)あと、ちょっとタイムラインが慣れないと使い難いんですよね。どちらもやはり、カットアウトアニメーション用のソフトウェアだという印象でした。
これでは続けられないな〜と思って、ふと学生の時にたくさん見ていた、海外の作品たちを思い出しました。フランスのGobelinやアメリカのCalartsの生徒作品や、私の尊敬するスペインのアニメーターPablo Navarroさん。みんな、そういえばTVPaintを使っていたよな〜と。
あそこまでのクオリティは、TVPaintをどの部分まで使っているのか分からないけど。とりあえず使ってみないとな。と思い、まずは体験版をダウンロードして使ってみました(機能制限付き)。
そしたら、なんとなんと描き易い。とにかく個人的にブラシや描き味にとても感激しまして。水彩のブラシがPhotoshopには無い感じで、とても好きなんです。その時点では、絵を描く機能以外はまだよく分からなかったんですが、とにかく描き易いので、買ってしまいました(笑。
また、はじめはちょっと取っ付き難いインターフェースではありますが、慣れるとタイムラインの操作は使い易く、作画に集中出来る作りになっていると思います。
良さがあまり伝わらない絵 |
という感じで衝動買いだったのですが、今では元は十分とれているな!と思います。アニメーション制作のプロセスがぐっと早くなったので。
そんな訳で、まずは体験版をお試しするのをオススメします(^0^)
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