アンチエイリアス無しの描画

1/14/2015 Unknown 0 Comments


先日、コメント欄にお問い合わせいただいた内容を、改めて記事にまとめてみました。線画にアンチエイリアスがかからないようにする方法を2点ご紹介します。
まず、ご質問内容は以下の2点です。
 ①アンチエイリアスをかけずに、線画を描く方法
 ②フィルタを利用して、アンチエイリアスを消す方法

では、ひとつずつの質問に、簡単な図とともに回答していきます。


①アンチエイリアスをかけずに、線画を描く方法
これはブラシの設定で行います。ブラシはブラシパネルから、「ペン」や「メカニカルペン」を選びますと、オプションで [アンチエイリアス] という項目が表示されますので、ここのチェックをはずすだけです。[Sketch Panel RGB] パネルの備え付けのペンでも同じ設定を行うことができます。

ただし、この機能はその他の特殊ブラシ(水彩、油彩、色鉛筆など)では行うことができません。


②フィルタを利用して、アンチエイリアスを消す方法

これは、既にアンチエイリアスのかかった線画を、TVPaintの「ヒストグラム」というエフェクトを使用して2値化して、アンチエイリアスを無理矢理消します。(もしかしたら、もっと良い方法があるかもしれませんのでご意見募集中)

まず、2値化したいレイヤーを選択した状態で、メニューバーから、[ エフェクト>カラー>ヒストグラム ] を選択します。すると、[ FXスタック] というウィンドウが開きます。
 次に、図のように、以下の項目を設定します。
  ・タブ2段目は [ アルファ ] を選択
  ・[ ポイント] に「 2 」を選択
  ・ヒストグラムの図のすぐ下の、△印を2つとも真ん中にもってくる
   or 数字を127と128をそれぞれ入力する(0と255の中間の値にしています)
  ・画面にプレビューされている内容でよろしければ、
   ウィンドウ一番下の[ FXスタック適用 ] をクリック

(※2値化する時のしきい値は、お好みで△印を移動して設定して下さい。ただし2つの数字の差が2以上開かないように。)

すると、結果このようになります。
色塗るとこんな感じ。

ちなみに、エフェクトのプレビューは、左右とか全体など選べます。


という感じで、以上の2つの方法でアンチエイリアス無しの描画が出来ます。
また、近々ご紹介する「Lazy Brush」というTVP用の色塗りプラグインでは、線画はアンチエイリアスの状態でも、綺麗にアンチエイリアス無しの色塗りが出来ます。ご参考までに。。。

ではまたご不明点や、他に良い方法がありましたら、お知らせ下さい。



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